長野県松本市は松本城を観光資源の核として今後に期待

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地元民に愛される松本城

 

長野県松本市にある松本城を核にして観光産業を充実させ、将来的に世界遺産登録を視野に入れた松本城周辺の整備が行われています。

2013年度には松本城南・西外堀の復元と内環状北線の拡幅事業が事業化され、新たに「三の丸地区(約7.5ヘクタール)」の整備が加わった事により松本城周辺の町づくりの方向性が広がったことにより、松本城を中心とした観光産業の発展が期待されています。

松本城は明治維新後天守が競売にかけられ、明治30年代にも天守が大きく傾くといったように解体の危機が2度も起きました。

しかしながら、競売の際には市川量造らの地元有志の尽力により買い戻され、大きく傾いてしまったときは旧制松本中学校校長の小林有也らが天守保存会を設立し「明治の大修理」が行われることにより天守解体は回避することができました。

 

松本市の地価動向

 

このように地元住民の強い意思により保存され続けている松本城のある松本市の地価の動向はどうなっているのでしょうか?

松本市における駅前の地価調査地点による商業地の最高地価は2015年7月時点で1㎡当たり25万円となっており、前年度と比較して3.1%減少しておりバブル崩壊後の下落傾向が続いてしまっています。

原因としては消費需要が伸びておらず地域経済が回復していないことと考えられています。

一方住宅地の最高値は開智1丁目の地価調査地点では2015年7月時点で同8万3,000円となっており変動率が下落傾向から上昇傾向に転じています。

これは長期間にわたり地価が下落していることにより手頃感が出てきたこと、需要に対して供給が相対的に少ない為希少性が出てきている事が原因と考えられます。

 

松本市の今後の地域経済

 

2015年10月に開催された少子高齢化・人口減少時代の地方都市のあり方を考える地方創生シンポジウムである「健康長寿延伸都市・松本」開催された際の人口統計によると、2040年の人口は約12%減少の21万4,361人であるとしています。

この将来的な人口減少に対応しながら地域活性と市のあり方を探ることが必要と考えられ、地元住民の強い意思により保存された松本城を核とした事業を起爆剤とした力強い地域経済の形成が期待されています。

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