栃木県宇都宮市の動き出した都市構想に期待

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都市の活力低下が懸念される宇都宮市

 

栃木県宇都宮市の住宅地・商業地の価格は平均変動率は下落傾向が続いていますが、その下げ幅は縮小傾向にあり、地域によっては下落ではなく横ばい、上昇傾向に移り変わっています。
これだけですと市況は回復傾向にあるように感じますが、旧来からの中心商業地の商況は依然として低迷しており、中心市街地の空洞化は解消されていません。

 

更なる懸念点として市の人口減少があります。

 

宇都宮市の総人口は2017年にピークを迎え、その後は減少の一途を辿ることが予測されています。

 

この人口の減少の他に少子・超高齢化の進行も進んでいくとされており、商況が回復しているとは言えない宇都宮市の更なる活力の低下が懸念されています。

 

こういった状況にある宇都宮市は市全体での長期的なまちづくりの方向性を示す指針の構想を打ち出しました。

 

宇都宮市の新しい都市構想

 

その構想はまちの機能・人口を拠点に集積させ、その拠点毎で連携をする「ネットワーク型コンパクトシティ」であり、この構想を形成する為に必要なJR宇都宮駅を中心として東西に広がる機関公共交通軸として次世代型路面電車システム(LRT)の整備計画を推進しています。

 

このLRTが整備されることにより、交通機関の発達による自動車の利用低下などによる交通事故削減CO2排出量削減や移動時間の短縮、利便性を求めての都心住居の促進や中心市街地への人口流入による売り上げ増加が挙げられます。

 

その他にも人口が増加する事による沿線立地企業や就業者数の増加なども期待されています。

 

そしてこのLRT事業に関連する都市計画素案が1月19日に宇都宮市役所で縦覧に供されました。

 

この都市計画は東西に広がるLRT事業の内東側、つまりJR宇都宮駅東口を基点とした鬼怒川左岸の芳賀・高根沢工業団地方面を結ぶ延長約15km優先整備区間の計画であり、既存の道路空間の中央に軌道を敷設する事を基本として一部区間では新しくLRT専用の走行空間や橋梁を整備します。

 

LRT事業は2019年度開業を目指し都市計画決定等の手続きと用地買収、整備工事などが行われる予定となっています。

 

このように新しい都市構想の内現在は交通機関の東側の整備計画であり、今後西側、及びまち全体のグランドデザインがどうなって行くかが注目されています。

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