山梨県甲府市は甲府駅北口の開発が鍵

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甲府駅は北口と南口で開発に差がある

 

甲府市は甲府駅の南口と北口で賑やかさに差のある地域でした。

南口は開発が活発に行われており、県庁、市役所、事務所ビル街、百貨店といった主要施設は南口に集中しており、山梨県のシンボルである武田信玄の銅像も南口にあります。

 

その結果南口は発展して行き、山梨県で地価が最高値なのは甲府駅南口ロータリー内にある商業地で1992年の地価最高値ではこの南口が1㎡当たり約400万円にもなっていました。

 

これに対して北口は広大な貨物ヤードを中心として旧国鉄社員住宅跡地、県知事官舎跡地といった未利用地の広がるなにもない殺風景な地域であり、1992年の1㎡当たりの地価は約100万円と南口の約400万円に対して1/4程度しかない状況にありました。

 

甲府市もこの状態を善しとしてきた訳ではなく、バブル景気の真っ只中において北口を開発しようという機運が高まったことにより「新都市拠点形成事業」「甲府駅周辺土地区画整理事業」を進める予定を立てており、実際に国鉄清算事業団から鉄道跡地を購入しました。

 

しかしバブル崩壊により事業は停滞してしまった事により放置され、「繁華性のある南口」と「何もない北口」という極端な南北格差を生み出してしまったのです。

 

予算が確保できたことで急激に進む北口整備

 

その後時代が過ぎ2004年頃になると甲府市は鉄道跡地購入費用の返済が見通せるようになり、北口整備の為の予算を確保できるようになります。

 

そこから新都市拠点形成事業、甲府駅周辺地区整理事業、シビックコア地区整備事業といった複数の事業が連携し「都市機能集積と『歴史、文化』の拠点づくり」をテーマとした北口の開発は急速に進み

 

    • 甲府市歴史公園(2007年)

 

    • 北口駅前公園(2010年)

 

    • 甲府地方合同庁舎・NHK甲府放送局・山梨県立図書館(2012年)

 

 

といった主要施設が次々と完成した他、歴史ある町並みを再現した観光スポットである「甲州夢小路」がオープンするなど、北口は開発により急速にその姿を変えていきました。

 

その結果が地価にも影響し、最も差があった時は4倍もあった南口と北口の差は2015年の地価は南口が1㎡当たり約30万円であるのに対して北口は約15万円と半分の2倍まで縮小しました。

 

このように地価に影響するほど劇的な発展をした北口ですが、多数の利権関係が複層している中心市街地の開発に関しては期待していた成果は得られませんでした。

 

その為現在はこの近くの繁華街の再開発事業を官民一体で進められています。

 

この開発を基点として新たな民間からの投資が促進されるかどうかが注目されています。

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